グアムのチップ

グアムのチップ事情

日本人には馴染みのないシステム、いわゆるチップというやつです。グアムにもアメリカ本土と同様に習慣がありますので、あらかじめ知っておきましょう。日本人はチップを払う習慣がない為、チップの金額や、チップを渡すタイミングなど、中々判断できないことが多いかと思います。慣れてしまえば、どうってことはありません。 金額の目安は10%~15%で、基本は紙幣で払います。小銭で渡すと失礼になるので、注意しましょう。チップが必要な場面は、4か所あるので紹介していきます。


レストラン

レシート

レストランでのチップの相場は、合計金額の15%です。ある程度こぎれいなレストランでは、テーブルでの支払いになります。ほとんどがテーブルでの支払いですが、カジュアルなレストランではレジで行うこともあるので、食事中に周囲で会計をする人を観察するとよいでしょう。「Check, please.(チェックプリーズ)」と言うか、手振りで書く素振りをしたら、たいてい会計と分かってもらえます。両方なら完璧ですね。そうすると、ウェイターが金額の書かれた紙(レシートA)を伝票ケースに入れて持ってくるので、この時に チップが含まれているかどうかを確認しましょう。 含まれている場合、明細の最後(合計金額の直前)に、「10% Serv Chg」等の明細で金額が書かれています。このときは、とくに何も書かなくてもよいので、カードで支払うときはクレジットカードを、現金で払う場合は現金を伝票ケースに挟んで店員に渡します。店員がレジに行って処理をしたら、新しいレシートを持って戻ってきます。 レシートBのような感じです。 このとき、クレジットカードでの支払いならカードを返してもらえます。現金ならおつりを返してもらいます。次に、店員が持ってきた新しいレシートに「TIP欄」と「合計金額欄」を自分で書きますが、さきほどチップが含まれていることが確認できていれば、TIP欄は「$0-」と記入するか、斜線を引いて、そのまま金額を合計金額を書いてOKです。チップが含まれていない場合は自分で10%~15%のチップを記入しましょう。現金の場合は、チップをテーブルか、伝票ケースに見えるようにはさむか、直接店員に渡すのがよいとされますが、グアムの場合、レジの横にチップ入れがあることが多いのでそこに入れるのが一般的のようです。
さらに補足すると、レシートBのTIP と書かれたところが、「additional tip」と書かれている場合があります。 これは、日本語にすると、「追加のチップ」ということです。つまりチップ込なので、追加でチップを払いたかったらここに金額を書いてねということです。 また、TIPではなく、gratuityと書かれていてもチップのことです。 レシートAに、「Gratuity not included」に書かれていたら、チップは含まれていないから、自分でチップの金額を加算してね。という意味です。親切なレシートであれば、10%ならいくら、15%ならいくら と書かれていたりします。 カード支払いの際のサイン欄は、例ではSIGNATUREですが、「X」とだけ書かれていることがあります。また、カード支払いの際は、レシートが2枚があり、Merchant CopyとGuest Copyがありますが、Merchant Copyは店側の控えなので、必ずGuest Copyの方を持って帰りましょう。
レストランといっても、マクドナルドなどのファーストフードやフードコートでは必要ないのが一般的です。ただし、店内で、こぼしたジュースをきれいにしてもらったりして特別なサービスを受けたときはチップが必要と考えましょう。



ホテルのポーター

ホテルのポーターに荷物を持ってもらった場合に、荷物1個につき1ドルを目安にするといいでしょう。 もし重い荷物である場合は多めに渡すとスマートです。 スーツケースであれば2ドルがよいでしょう。また、ドアマンにタクシーを呼んでもらっても同様に1~2ドル渡しましょう。

枕銭

部屋を掃除してくれたり、ベッドメイキングしてくれる人(ルームメイド)に支払うチップは、枕元に置いておくことから、いわゆる枕銭とも呼ばれています。ベッド1個につき1ドルは最低置きましょう。 ベッドの横にあるサイドテーブルに、「Thank you」というメモ とともに置いておくとスマートでしょう。

タクシー

タクシーの支払いも10%~15%のチップを支払います。 提示された金額に、チップ分を上乗せして支払います。 明確におつりが欲しいことを言わないと、チップと判断されますので、英語に自信がない場合は、おつりの無いように支払いましょう。 おつりが欲しいときは、「Give me the change, please.」と言いましょう。

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